HP ML110 G7でNexentaStorを飼い始めた

少し前にHP ML110 G7が9980円くらいで買える激安セールがあるとtwitterづてで知って一台ポチ。
そろそろポンコツファイルサーバとおさらばしたかったというのがあって、ファイルサーバとして仕立てることにした。
追加で購入したパーツは HP ProLiant/ML110 G7 - wiki@nothing を参考にして、

  • SanMax DDR3-1333 CL9 ECC SMD-16G68EHP-13H-Q (4GB×4枚) × 1箱
  • WESTERN DIGITAL WD20EARX (3.5inch 2TB) × 4発

の2つ。
元々付いていたメモリとHDDをすべて取り外し、購入したモノを実装した。工具が要らないのは何気なく便利だったけど、HDDケースのピンが堅くて、コツを掴むまで結構苦戦してしまった。外したパーツのうち、HDDはシステムドライブとして使うために、SATA#2に移し替えて、5インチベイの適当なところに転がしておいた。本当はちゃんと固定した方が良いのだけど、手元に丁度良い弁当箱やケースがなかったので保留。
ファイルサーバ用のシステムは、例によってOpenBSDにしようかと考えていたのだけれど、OpenBSD環境はネットブックにもう一つ確保しているし、専用のシステムも触ってみたいということで、別のシステムを検討することに。
調べてみると、

あたりを見つけた。当座の使用目的はSambaなので、個人的にはSambaが速いのが良い。
これらシステムを一つ一つレビューしてみるのも面白いかも知れないけど、そこまで気長にやってられないので他人のレビューを見ると、どうもOpenSolarisのcifs serverがめっちゃはやいらしい。
そんなわけで、使うシステムはNexentaStorに決めた。
光メディアにセットアップイメージを焼き、SATA#2 HDDにNexentaStorをセットアップ。最初のストレージ認識で、SATA#1 HDDの一つが認識されなくて少し肝を冷やした。単に刺し方が甘かっただけらしく、セットアップ後にシャットダウンして刺しなおしたら正しく認識された。
適当な管理設定を行った後、zpoolにSATA#1のHDD4発を追加し、シングルパリティZFSを構成。zpool合計サイズが8GBで、ファイルシステムのサイズは5.5GB位。
最後にrsyncで旧ファイルサーバからデータを転送して、移行を無事完了した。
肝心のパフォーマンスだけど、このトピックを書いている時点でのCrystalDiskMarkは以下の通り。

大きな違いというと、ファイル列挙の速度が体感的に凄く改善された。メタデータの読み取り速度が改善されたのだろう。フォルダサイズを計上させると、秒間3000ファイル位の速さでスキャンしていく程度のパフォーマンス。
ただ、すこし気になるのは4K QD32(NCQ)のパフォーマンス。本当に、こんなに速くなるのか……?